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USER PAGE確定申告で皆さんが払うことになる所得税。
所得税の仕組みをざっくりと説明しますと、皆さんが稼いだ「収入」から「経費」を引いたものを「所得」、その「所得」から「控除」を引いたものを「課税所得」といい、この「課税所得」の金額で税額が決定します。(ちなみに住民税や市町村国保の保険料は「所得」を基準にして計算されます)
なので「所得」もしくは「課税所得」が少ないほど払う税金が少なくて済むわけです。
「経費」は仕事をする上で必要な物の購入や使用に支払った費用で、支払った額そのままか使用割合や年数に応じて按分した金額が経費になります。つまり購入した物以上の金額を経費にすることはできません。
でも経費の範囲は実は皆さんが思っている以上に広いので、「これはどうかな~?」と思うものでもとりあえずCSTaxに相談してみてください。
「控除」は生活状況を考慮して差し引くことができるもので、大きく分けると下記の3種類になります。
①は支払い負担無しに引くことのできる大変ありがたい控除で、基礎控除48万円は申告する人全員が使える控除です。さらに上乗せするなら青色申告特別控除(65万円)。これは税務署に青色の届出を出さないと使えない控除ですが、CSTaxご利用の方は自動的に届出をしていますのでご安心を。
②の控除は、国民年金や国民健康保険料だけでなく、iDeCoや小規模企業共済などの掛金も全額が控除になります。国民年金などで未納がある人は収入の多い年に払っておくのがおススメです。iDeCoや小規模企業共済は将来もらえる自分のお金の積み立てなのに控除になるという素晴らしい仕組みで、両方使えば最大で165万円まで掛けられるので大きく課税所得を減らすことができます。
③の控除は種類によって計算方法が違います。生命保険料控除はどんなに保険料を支払っても一般生命保険料と介護医療保険料、個人年金保険料を合わせて最高12万円と決まっているので、必要な保険のみしっかり掛けるのがオススメです。
医療費控除は自己負担分が年間で10万円(所得が200万円未満の人は総所得の5%)を超えた部分のみ控除対象です。10万円超えって結構ハードル高いですが、本人だけでなく家族全員分を合わせて計算してOKです。また通院のための交通費(バス、電車、タクシー代等)、治療のために買った市販薬なども対象です。家族全員分を合算した場合、控除にできる人はひとりだけなので家族で一番収入の多い人が使うと節税効果が高まります。
③の控除の中では寄付金控除になるふるさと納税が使い勝手がいいです。所得によって上限金額は違いますが、上限金額内なら納税した金額から2000円引いた分がまるっと所得税や住民税の控除になります。「税金の前払いをして返礼品を貰う仕組み」と考えると分かりやすいかも。出ていくお金が今年か翌年かの違いで返礼品を貰うことができます。