老後資金に2,000万！?

iDeCo（イデコ）とかNISA（ニーサ）とか、何をやったらいいのか全く分からない。
運用って興味があるけど、何をやっていいのか分からないし、損をするのが怖い。
そんな心配はありませんか？
ここでは私たちが生きていく上でとても大事なお金の話を分かりやすく解説していきます。

貯蓄は3つに分けて考える

まずは貯蓄の考え方ですが、大きく3つに分けて管理する必要があります。

①生活資金　：　日常の生活費や家具家電の買換え費用、医療費など
②目的資金　：　車の購入費用や結婚資金、住宅の購入、子どもの教育費など
③老後資金　：　高齢になって働けなくなってからの生活費、施設の入居費など

資金の特性にあった貯め方で資産を作ろう

①の生活資金は、万が一収入が絶たれた（急な病気で働けなくなったとか、仕事を辞めることになったとかの）ときに一時的に生活を維持するためのお金です。資産の中で最も優先順位が高いため、タンス預金や普通預金で貯めていきます。解約が面倒でないなら定期預金として預けておいても大丈夫。必要な金額の目安としては、自分の生活費の1年分くらいと言われています。

②の目的資金は、ライフイベントに応じて金額も必要な時期も変わってくるため、いろんな作り方が可能です。期間の長いものや大きな金額が必要になるものはNISAを活用して株や投資信託で、教育資金なら学資保険などで形成するのが効率的です。期間が短いものは安全な預金として貯めていくのがおすすめです。
フリーランスで働く場合、どんなに稼いでいても金融機関のローン審査は厳しめなのが現状です。住宅など大きな買い物に関しては、ある程度の自己資金を貯めてから動くことをお勧めします。

③の老後資金は、公的年金で足りない分をカバーするお金で、CSTaxでは『じぶん年金』と呼んでいます。必要な金額も大きいですが、期間も長いので運用していけばそんなに難しいことではありません。iDeCoや小規模企業共済、年金保険、NISAなど節税にもなる便利な仕組みがたくさんあるので、これらを活用してベースになる資産をきちんと形成することが大切です。

iDeCoや共済、保険を活用して老後資金を作るメリットは、節税だけでなく一定の歳になるまで崩すことができなく否が応でも老後にしか使えないという点もあります。
将来使うお金は、将来にしか使えないようにしておくことも老後資金の考え方として需要です。